・・短命

そんなコトバが頭をよぎった。
信じたくは無い。動かぬ証拠は無い。
しかし、それがあのひとの家の運命だというの。

あなたは死に触れすぎたんだよ…
ていうか、私より若いのに長生きを諦めてどうするの!

▲遺書▲(好きな曲です(^^)

 私が前触れもなくある日突然死んでしまったなら
 あなたは悲しみに暮れては 毎晩泣くでしょう。

 二人で行くはずだった島と夜景の綺麗な坂道
 叶わぬ明日の地図を見て自分を責めるでしょう。

 骨埋める 場所なんて いらないわ。
 大事にしてたドレスも、
 写真立ても、
 一つ残らず焼いて。

 そして灰になったこの体を
 両手に抱いて
 風に乗せて あの海へと 返してください。

 例えば何かがあって
 意識さえない病人になって
 あなたの口付けでも目覚めないなら お願いよ。
 
 その腕で終わらせて
 そらさずに最後の顔 焼き付けて
 見開いた目を 優しく伏せて。
 
 そして灰になったこの体を
 両手に抱いて
 風に乗せて あの海へと 返してください。

 いつか誰かまた求めるはず 愛されるはず。
 そうなったら幸せでいて。
 だけど、私の誕生日だけは
 独り、あの丘で泣いて。
 裸のまま泳いだ海。

 私を 想って。


コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

この日記について

日記内を検索